わたしは、本を読むときは、表現のわかりやすさと過激な煽りがないという理由から、子ども向けの本を読むことも多いです。
また、先月からは小学生向けの国語の問題集を毎日解くようにしています。
今回は、小学生向けの国語問題集をやりなおすことについて書いています。
きっかけ
わたしは、中学受験をしていたころから、国語の長文読解が苦手でした。
模試でも理数系8割に対して国語6割みたいな出来だったことが多かったです。
読解力をつけるために、読書をよく勧められました。
しかし、わたしは本を読んでいるものの、感覚で物事を捉えることが多いため、言語化が苦手なのかなと思いました。
また、文章術の本にも違和感があり、読む・書く両方とも何かしっくりこないと思うことが多かったです。
ちなみに、税理士試験の場合は、1時間・3000字程度の論述問題があります。
こちらは自分の考えや法律の趣旨を書くのではなく、ただ暗記したものを書いていくことがメインのため、暗記作業以外はそこまで苦痛ではありませんでした。
また、大学のレポートや論述試験も同じく講義内容を暗記して書くだけだったため、作文に困った記憶はありませんでした。
自分で考えて文章を読む・書くのが苦手なのかもしれません。
そんな時、とある接客業の方が、新人教育として小学生向けの国語ドリルをさせているという話を知りました。
その話では、その新人さんが国語ドリルを続けて読解力を高めることで、お客様の言っていることをきちんと理解する力が身に付いて、売り上げが上がったということでした。
わたしは、この話を知って、小学生向けの国語ドリルを買い、先月から毎日少しずつ解くようになりました。
昔から国語の読解が苦手だったこと、子ども向けの本を普段から読むこと、一般的な文章術などの本が合わなかったことから、国語ドリルという選択肢は有りだと思いました。
実践
『30日で完成 基本トレーニング 読解力 1級』(受験研究社)を買って毎日やっています。
1日分が見開き1ページで文章と問題が載っていて、1問20分が目安です。
1日1問だと少ないと思ったので、1日2問ずつ解いています。
最後まで行ったら最初からまたやり直して、2周したところです。
学年ごとに級がありますけど、さすがに低学年からやり直す必要はないかなと思って、中学受験レベルの1級でやっています。
1級は実際の中学入試問題が多いです。
しかし、難易度は抑えられていて解きやすいように思えます。
文章の記述や抜き出しだけでなく、選択問題を考えるだけでも文章をじっくりと読む必要があるため、普段ここまでじっくりと文章を読んで考えることをしてこなかったことを痛感しました。
1つの文章に対して6問程度の問題があり、だいたい1問間違えるかも…というくらいの出来でした。
繰り返すことで、全問きちんと合うことも増えてきたため、少しずつ成果は出ているのかなと思います。
効果
1か月続けてみて、日常生活での効果は残念ながらまだ実感はできていません。
他人とのやり取りでは、自己完結できる問題集と違って、気遣いなどの心理的要因があるため、読み書きの力とやり取りの力は直結していない面もあるのかなと思います。
たとえば、内容が正しくても受け入れてもらえない、というのはその典型だと思います。
ただ、自己完結できる部分としては、純粋に文章を読む力や考えながら読む訓練は少しずつできている気がします。
まだ1か月なので、少しずつレベルを上げるなど、しばらく続けてみたいと思います。