先日のWindowsUpdateで、知らないボタンが画面下のタスクバーに追加されていました。
Copilotというマイクロソフト版の生成AIとのことで、一時期話題になった、Chat-GPTのように、質問や指示などをすると自動で答えてくれます。
今回、試しにCopilotを使ってみて気になったことを書いています。
普段は非表示でいい
Copilotは普段、Windowsの画面下にあるタスクバーにアイコンがあります。
これをクリックして起動できるのですが、個人的にはアイコンがカラフルで目立って気になるため、非表示にしています。
画面下のタスクバーの何もないところで右クリックし、「タスクバーの設定」を左クリックします。
すると、個人用設定の画面が起動します。
一番上にCopilotがあるので、そこでオフに変えると非表示にできます。
なお、Copilot起動は「Windowsキー(「田」の形のもの)」と「C」でショートカット起動できるため、普段は非表示で、使う時だけショートカット起動がいいかなと思います。
軽く参考にする程度なら使える
使い方はChatGPTと同じく、聞きたいことを入力欄に入れるだけです。
検索エンジンへの入力よりは漠然とした聞き方や、文章での質問でも回答してもらえます。
たとえば、所得税の所得控除について聞いてみると下のようになります。
国税庁のサイトを参考にしながら答えているようで、所得控除もほとんど合っています。
寡婦控除について、寡夫控除というものがあるのが抜けているくらいで、他は全て所得控除がきちんと書かれています。
ざっくりと知りたいというときには、それなりに参考になるかなと思います。
場合によっては内容の精度が気になる
AIがウェブサイトを調べながら書いているためか、精度が気になる部分もありました。
給与収入と給与所得の違いについてCopilotに聞いてみると次のような回答でした。
給与収入と給与所得についての説明は、合っています。
ただ、給与所得控除の内容が実は異なっています。
給与所得控除は、給与収入に国が用意した計算表を使って計算した金額をいいます。
上記の給与所得控除の具体例は、「特定支出控除」といい、給与所得控除でカバーしきれない会社員の自腹支出を控除できるものです。(下記国税庁のリンク参照)
一見すると合ってるような回答で、よく見ると違うため、回答が本当に正しいのかどうか、自分でその内容をきちんと精査する必要があります。
ただ、このくらいであれば、実害はない程度の違いなのでいいかなと思います。
(実害がないと判断できるための前提知識は必要ですが)
おわりに
無料版のCopilotを使ってみました。
ちょっとした文章校正や軽いきっかけ作りには使えるかなという感じです。
ただ、精度は次第に上がってすぐに正解や欲しい答えが出てくる時が来るのはそう遠くないのかもしれません。