個人事業主やひとり会社の場合、上司や部下がいる一般的な会社のような他人の目が入らないことから、自分を律することが必要となります。
通常の会社でやるとダメなことをひとりだと無意識でやってしまう危険があります。、
今回は、わたしが無意識でやってしまわないように特に気を付けていることについて書いています。
無駄遣い
会社組織で経費を使う場合は、高額なものは会社の承認を得てから買うなど、個人が勝手にお金を無駄遣いしないようなしくみになっています。
お金を勝手に使おうとすると、他の職員が注意してくれる可能性があります。
それでも、職員個人が会社に無断でお金を使い込んだ場合は、横領となります。
しかし、個人事業やひとり会社の場合は、すべて自己判断となるため、このような第三者のチェック機能や使いこんだ場合の問題がわかりづらくなってしまいます。
お金の使い道が本当に利益を生むための必要経費なのか、ただの浪費なのか、きちんと立ち止まって確認することが必要になります。
将来のために必要と思っていても、実は投資ではなく浪費だったという可能性もあります。
したがって、会社の稟議や他人のチェック機能の役目をじぶんで行い、きちんとその支出が本当に必要か精査して無駄遣いをしないことが大切です。
パワハラ
通常、パワハラは会社の上司や同僚など職場の他人からの嫌がらせで起こりますが、ひとりでも起こる可能性はあります。
意図的にモノを隠されたり壊されたりする物理的なパワハラはないかと思います。
(ひとりでも、モノの紛失や誤って処分といったことは十分注意する必要はあります)
気を付けたいのは、精神的なパワハラです。
会社でほかの職員に対して暴言や脅迫、人格否定などの言葉を投げると精神的なパワハラになります。
実は、これはひとりでも起こる危険があります。
うまい人を見て参考にして努力するのは、良いことだと思いますし、じぶんを律して厳しくするのは悪くないことです。
しかし、じぶんにもきちんとした能力があるのに、他人と比較して自己否定をして過剰に卑下してしまう危険もあります。
そのため、自己否定をしてしまわないように注意しています。
また、反芻思考(はんすうしこう。過去に起こったことを繰り返し味わってしまうこと)にも注意しています。
過去に他人から言われた嫌なこと、目にした嫌な出来事をあとから思い出して嫌な思いをする必要はありません。
いま何も問題がなくても、それを思い出すことで苦痛をじぶんに与えるのは、あえて今のじぶんを傷つけていることになります。
他人から繰り返し暴言などを受けるのは精神的なパワハラです。
じぶんの中で繰り返し思い出すことで、精神的なパワハラをしていないか、も気を付ける必要があります。
おわりに
わたしが無意識でやってしまわないように特に気を付けていることについて書きました。
会社組織で他人同士で行うと、横領やパワハラが問題になるのはわかるかと思います。
自今事業やひとり会社の場合でも、「加害者も被害者もじぶん」という横領やパワハラを自作自演していないか、気を付けています。