日本の伝統行事や文化に関する本を読むと、住んでいる国や地域のことでも初めて知ることが多々あります。
今回は、行事や風習の本を読むときに気を付けていることについて書いています。
純粋に知識として触れることは楽しい
特に日本の伝統や文化に関する本の場合、今も続いていることや、途絶えつつある風習・習慣も登場します。
たとえば、年末年始だけでも、年賀状を出す、お節料理をつくる、鏡餅をお供えして門松やしめ縄をかざる、初詣に行く、書初めをする…という習慣がありました。
ちなみに、会社や個人事務所の場合、年賀状は通信費、門松やしめ縄は消耗品費や雑費になります。
ただ、今は年賀状も取りやめ、正月の飾りもしないところのほうが多い気がします(会計上も現実でもあまり見なくなった気がします)。
これらの習慣には、様々な由来があり、本で読んでいくのは楽しいです。
よく知られているのは「お節料理のれんこんの穴を先の見通しが良くなる」でしょうか。
最近では、海外の人が日本の文化について書いたエッセイや漫画もあるため、それを読んで初めて知ったこともあったりします。
このような物事に1つ1つ意味が込められていることや由来などを知るのは、純粋に知識として触れていると楽しく感じます。
実践できていないことを責めない
習慣や伝統の中には、今でも行われている習慣もあることから、それをできていない・継承しようとしていない自分に罪悪感を覚えるときがあります。
たとえば、食事をお膳に載せて一汁三菜用意する、ということすらわたしには無理です。
いまはお惣菜や外食などほかの手段も豊富ですし、じぶんで作るにしても食事の用意や後片付けが大変なので全て1つのお皿に載せて済ませる、といった選択肢もあります。
時間などの制約の問題もありますし、その時間を他にまわしたいと思ってしまいます。
いまの時代にすべての習慣を実践することは無理がありますし、無理に実践しようとすると苦痛になってします。
そのため、文化や習慣については、自分もしなければいけないという義務としてとらえるのではなく、教養・知識として持っておくだけ、なんとなく情報に触れる、という程度でも悪くないかなと思います。
おわりに
行事や風習の本を読むときに気を付けていることについて書きました。
読み物としては面白いのですが、あまり自分事に結び付けず、割り切って楽しむのがいいかなと思います。