PCやスマホアプリで便利なツールが出ている現在では、勉強法もこれらの機器をつかうことで効率化することができます。
しかし、機器を活用するつもりがネットやアプリを見てしまう誘惑や、アナログに不慣れになるというデメリットもあったりします。
今回は、わたしが受験勉強のときに考えていた、デジタル機器との付き合い方について書いています。
デジタル機器の誘惑に勝てる自分なのかを考える
PCやスマホを駆使して勉強するときの最大の問題点は、他のアプリからの誘惑だとおもいます。
Webでの講義を受けた後に息抜きとして、ついネットを見てしまい、気づいたら時間がかなり経っていた…ということはないでしょうか。
やるべきことをやった後なら問題はないのですが、勉強中にネットや他のアプリを見てしまっていないか、は気を付けましょう。
まずは、自分が機器の誘惑(ネットやアプリ)に勝てるかどうか、を確認しましょう。
勝てるならそのまま活用していって良いかと思います。
勝てそうにないなら、使用を限定的にするか使わないといったことも考えましょう。
わたしは、基本的にTACの自習室で勉強していたので、機器を使わない環境に身を置いていました。
PC触りたいときは勉強終わった後に家で触る、という感じにしていました。
ただ、公開模試の解説は、Web配信限定だったため、その時はWebでみていました。
また、わたしの受験生の頃は、まだスマホではなくガラケーの時代でしたが、ガラケーでも着信の応対に追われて自習室から離席する人を見かけました。
デジタル機器の使用は、あえて限定的にする
勉強管理は、カレンダーとメモ帳、他はTAC教材の使用くらいで、基本的にはアナログで完結していました。
それでも、PCに頼ったものがあります。
次の2つのように、PCは補助的に使いつつも、勉強モードの時はネットや必要のないアプリに触れないようにしていました。
理論暗記はiPodを併用した
理論は、緑色のチェックペンと赤透明の下敷きを使って、隠しつつ覚えていました。
しかし、それだけで覚えきれなかったため、プロのナレーターが理論教材を読み上げた暗記用のCDを買いました。
PCに取り込んでから、倍速ソフトで速めに加工したものをiPodに入れ、暗記が定着するまではずっと聞いていました。
ちなみに、暗記用のCDがなかった住民税については、自分でマイク録音したものをiPodに取り込んでいました。
問題集の管理表はエクセルで作成した
問題集は次の授業までに最低3回、そのあと1年間に何度も繰り返し解くことになります。
そのため、苦手項目や忘れやすい項目がわかるように管理することが大切です。
わたしは、エクセルで、解いた日とかかった時間と成果を管理する表を作成しました。
あとはそれを印刷して、問題集に貼り付けて出来具合を把握していました。
自習中に把握したかったので、PC管理はせず、原本の用紙を必要に応じてコピーしていました。
本試験は紙とペンと電卓のアナログであることは忘れない
デジタル機器での勉強ツールがあったとしても、結局アナログが必要な理由は、本試験が紙とペンと電卓というアナログ機器を使った試験ということです。
税法理論をキーボードでのタイピングのほうが早く入力できたとしても、本試験では紙に速く正確に1時間近く書き続けることができないと合格できません。
そのため、理論の記述速度と正確性は常に把握しておく必要があります。
あとは、タイピングだと文字の判読性は問題になりませんが、正しい回答でも字が採点者に読んでもらえるか、ということも注意が必要です。
わたしは、「ギリギリ読める」と講師から言われたことがあったり、答案練習の添削では読めない文字が指摘されたことがあります。
また、最近はタブレットでも紙に近い感覚で読み書きできるものもあったりしますが、計算問題や解答用紙のページを手でめくって往復しながら転記や集計をすることが本試験では必要になります。
試験によっては、テストセンターでPCで受験するスタイルもありますが、税理士試験はアナログの紙での試験のため、日頃からアナログでの読み書きに慣れておくことが必要です。
まとめ
- デジタル機器の誘惑に勝てる自分なのかを考える
- デジタル機器の使用は、あえて限定的にする
- 本試験は紙とペンと電卓のアナログであることは忘れない
デジタル機器は、便利さと誘惑と両方持っています。
うまく活用しつつも、本試験ではアナログ試験のため、日頃から紙とペンと電卓で結果を出すことも念頭に置いて勉強しましょう。