たまには紙に書いてみる

雑感・雑記

ブログや考え事をメモで書いたり、知識やアイデアを整理するときに、PCやタブレット・スマホのアプリを活用する人は多いかと思います。

ただ、考えがまとまらないときや何も思いつかないときなどに、気づいたらWebブラウザでネットを見てしまっていた、ということはないでしょうか。

わたしは、基本的にパソコンやiPadでメモをしていますが、時々はアナログで書きたくなることがあり、デジタル機器から離れて紙で書く作業をすることがあります。

今回は、たまには紙に書いてみることについて書いています。

紙に書く方法

わたしは書くときには、頭の中で考えていることなどを自由に書き出す目的でやっています。

・紙(原稿用紙でも裏紙でも書ければなんでもいいです)
・ペン(好きなペンがあればそれを使います)
・場所と時間(ひとりで集中して書く作業ができる環境)

この3つを用意して、今の考えていること、したいことなど何でもいいのでひたすら書き出していきます。

ほかの人に見せるものではないため、乱れた字で書いても誤字脱字があっても脈絡のないことを書いても問題ありません。

文章として書けなくても、箇条書き、単語だけでも書いていきます。

例えば、税金について気になることを書いている最中に「お腹すいた」と思ったら「お腹すいた」と書いて、食べたいものや行きたい飲食店を書く、という感じで気の向くままに書いていきます。

最初は書きたいことを自由に書くといわれても何も書けないかもしれませんが、少し書き出してみると、それがきっかけとなって書きたいことが出てきます。

できれば時間を気にせず、これ以上書けないという位まで書き切ってみます。

書いた後は、その紙をそのまま見ずにシュレッダーにかけてもいいですし、何か役に立てそうなものがあれば、そこだけPC等のメモアプリに転記したりメモを撮影するというのもいいです。

書く内容も書いた後の扱いも自由で、とにかく書くことで、頭の中のものを外に出すことを目的としています。

書くことのメリット

この「頭の中の考えを書いて外に出すこと」は、カウンセリングで悩みを聞いてもらうこと、ブレインダンプやブレインストーミングでアイデアを出すことに近いと思います。

悩みをほかの人に聞いてもらうだけですっきりするカウンセリング、ブレインダンプやブレインストーミングで出したものから良いアイデアが見つかった、というのと同じく、書くことを通じて、頭の中から外に出すことで気が楽になったり何か良いアイデアが出る可能性があるというメリットがあります。

わたしが書く場合は、アイデア出しよりも抱えている思考を書き出して気を楽にすることを目的としてやっています。

カウンセリング等と違って自己完結できるため、ほかの人に言えないことも気にせずに自由に書くことができますし、書いたことを否定されることがないため、じぶんの思考や感情とじっくり向き合うことができます。

税金のことを書いていたのに途中から食べたいものが気になったら、それをを書くのもOKとしているのは、脱線した内容もじぶんの思考や感情の1つのため、あえて否定せずに思うままに書くようにしています。

そして、その脱線から意外と別のアイデアや気づきなどが出てくる可能性もありますし、出てこなくても書き出すことで気分はすっきりします。

じぶんと向き合うことで書き出す作業のため、アナログ作業でネットから離れているけれども、他人の視線が気になる状態やテスト前に急に漫画を読みたくなるなどアナログの誘惑がある状態では難しいかもしれません。

もちろん、外部からの誘惑に強い人は、メモアプリなどに思考をひたすら書き出すことで、同じことはできるかと思います。
ただ、アプリの通知で思考が中断されたり、ついネットを見てしまいほかの情報が入ってくる点が個人的に気になりました。

普段デジタルに慣れている場合は、手書きの非効率さ(書くスピードの遅さなど)が気になるかもしれません。

それでも、普段手書きをしない場合、画面を見ないで紙に手で書くこと自体が気分転換になるのではと思います。
(普段運動しない人が体を動かすと気持ちよくなるのと似ているかと思います)

おわりに

今回は、たまには紙に書いてみることについて書きました。

普段デジタルで作業していると紙に手書きは否定的になりがちですが、自己完結できる思考や感情の整理でたまには思うままに手を動かして書いてみることは悪くないかと思います。

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