過去に小学校の国語を解きなおしたことはあったのですが、急に数学もやり直したくなりました。
国語のように毎日解きなおすことはしていませんが、週末に軽い本を1冊解きなおしました。
今回は、数学を解きなおしたことで得られるメリットについて書いています。
文章を図にできる力がつく
図形の問題なら、ノートに問題の図をそのまま写して、補助線を引いたり図を使って考えることは学生時代にみんなやったことはあると思います。
文章題でも、実は図を描くことで問題の意図が理解できたり、算式の組み立て方のヒントになることが多いです。
中学受験の場合は、方程式が使えない(小学校で方程式を習わないため)ことから、面積図や線分図など、図を描いて解くことが推奨されました。
同じように、方程式が使える中学校の数学でも、文章を図に一度起こすことで、問題文の状況・意図や出てきた数字の意味が理解できることがあります。
過去に数学が全然できなかった中学生を教えたことがあります。
1問1問ていねいに図を描いて説明するうちに、少しずつ理解ができるようになって1年後には普通に数学ができるようになっていました。
このように、数学では状況を図にする力をつけることができます。
数式を使って説明できるようになる
数学の場合は、単純な足し算引き算だけでなく、複雑な算式の展開や因数分解、方程式を解く、証明が求められる、というように、答えだけではなくその過程も示すことが必要になります。
理解ができるのであれば、ざっくりと過程を示すことができます。
わたしは、すこしずつ順を追っていくほうが性に合うため、1つ1つ丁寧に移項や展開を書くようにしています。
数学が苦手な人への説明も1つ1つ丁寧に示すことで、理解の度合いを確認することができます。
また、数式の場合は、国語と違って正解がわかりやすいため、1つずつ丁寧に計算過程を残しておくと、間違えた箇所やわからなかった箇所の確認もしやすくなります。
このように数式を使って計算過程を残す練習をすることで、数式を使って説明することができるようになります。
おわりに
数学を解きなおしたことで得られるメリットについて書きました。
これらのことは、図示や算式での説明は税理士試験でも必要とされました。
税務や会計に限らず、文章の状況を図で描いて理解する、数字を使って説明する場面があるため、一度数学に戻ってみるのは悪くないかと思います。