4択や〇×など、問題に対する答えを直接書かない形式の選択式問題の場合、問題集を繰り返し解いていくにつれて、文章を読まずに解答の選択肢だけを覚えてしまう危険があります。
じぶんできちんと答えを書く問題であれば、答えを覚えることが知識の定着につながるのですが、選択式問題や〇×問題で正しい選択肢の番号や〇×の記号だけ覚えたとしても、それが知識の定着につながるものではありません。
問題や選択肢の順序をランダムにすることで、正解の記号を覚えてしまう状態を防いで、正しい知識の定着につなげることができます。
今回は、エクセルを使ってじぶんで選択式問題や〇×問題の練習をする方法について書いています。
「演習自在」シリーズを使う
パソコンでオフラインでも使える、ということを考えた場合、一番シンプルで使いやすいのはエクセルだと思います。
そこで、ベクターで公開されている「演習自在」というエクセルを使用します。
問題形式に応じたそれぞれのエクセルが用意されています。
まず、問題と正解やほかの選択肢などをエクセルに入力しておきます。
そして、一度保存してそのエクセルを再び開いたときに、問題演習をすることができます。
問題を解く前に、制限時間やランダムでの出題も設定で選択することができますし、間違えた問題は何度も出題されます。
そして、エクセルの問題リストには何回目で正解したか、の記録も残るため、問題のリストにフィルターをかけたり並べ替えることで、じぶんがよく間違えた問題の把握もできます。
エクセルということもあって、PCに慣れた方であれば、ほかの独自アプリなどより使いやすく、問題演習もマウスなしでTabとEnterだけで進めることができます。
エクセルを選んだ理由
今の時代は、ネット上のフォーム(グーグルやマイクロソフトなど)でも質問文や選択肢のランダム生成ができたり、自習用のクイズ形式アプリがあります。
それでも「演習自在」エクセルを選んだのは、ログインやインストール不要のうえ、使い慣れているエクセルで済む、というシンプルさからです。
エクセルであれば自由に編集できますし、元のファイルを編集するのが怖いため、別エクセルで作成してからコピペということもできます。
場所を選ばずに単語帳感覚で持ち歩いて使いたい、という場合はスマホアプリやフォームのほうがいいかもしれません。
単に、家でちょっとパソコン開いて確認する、という程度の使い方をするわたしには、エクセルがちょうど合っていた、という感じです。
自習でちょっとだけ使う、という場合には、このくらいのシンプルさでいいかなと思います。
あとは、学生時代に使っていた問題集(応用自在、自由自在)に名前が似ているという親近感もあるかもしれません。