1冊の駅そばの本からの気づき

雑感・雑記

駅そばとは、駅のホームや駅ビルなどに入っているそば屋さんのことです。
先日、何気なく図書館で料理系の本棚を見ていたら、駅そばに関する文庫本がありました。

今回は、その文庫本を手にしたということをきっかけに気づいたことをかいています。

きっかけは1つの本から

今回、きっかけになったのは、下記の本です。

『ご当地「駅そば」劇場』(鈴木弘毅 著、交通新聞社、2010年)

著者の方は、国内のいろいろな駅そばのお店に行って実際に食べて、駅そばのお店の本を何冊も出している方で、図書館にも数冊並んでいました。

駅そばに特化した本に珍しさを感じつつ、知っているお店があるかなと思って本を開いたところ、最初にあったのが、兵庫県小野市ののJR加古川線の小野町駅のそば屋「ぷらっときすみの」だったのがびっくりしました。

兵庫県内の駅そばといえば、姫路駅のまねきのえきそばの印象が強く、加古川駅にもあったなぁという認識でした。(大阪の阪神百貨店の地下にも、えきそば出店しているため、大阪行くと必ず食べます)

JR加古川線も実は乗ったことがなく、阪神大震災直後に神戸を迂回する形での大阪方面との連絡線路として重要な役割だった、ということしか覚えていませんでした。

そのため、小野町駅で有名なそばのお店があることをこの本で初めて知りました。

この本で「ぷらっときすみの」が紹介されているのは、最初の6ページほど。

小学校の授業の一環で、そばを栽培から収穫、調理して食べるところまでを営農組合の指導を受けながら行ったところ、ある児童が自分たちが栽培したそばがおいしかったことに感激し、「大人もやってみたらええねん」と言ったことがきっかけとのことでした。

小学生の言葉がきっかけでお店ができたという経緯もすごいことだと思います。
機会があれば食べてみたいなぁと思っていました。

偶然にもそばが届いた

先日、上記のきすみのそばの乾麺をいただきました。

これまでなら、乾麺が届いた、で終わりだったのですが、ちょうど上記の本を読んで名前を憶えていたので、このタイミングでいただいたことにびっくりしました。

だからこそ、今回のそばをただのもらい物のそばとしてではなく、その背景を知っておいしくいただくことができました。

食べ方は、ホットクックの「めんをゆでる」で2分。
しっかりとした強さと香りがあって、とてもおいしかったです。

1つのきっかけで大きな気づきがあると思い知った

今回は、『ご当地「駅そば」劇場』を読んでいなかったら、頂いたそばを食べただけになっていました。
昔住んでいた兵庫県のことを、本を読んで初めて知って、興味を持っていたからこそ、きすみのそばのことを意識するようになりました。

日常生活の中に、何気ないところにきっかけはあって、普段意識しないことでも、ちょっとしたきっかけで大きく動くのだなと実感しました。

まだまだ気づいていないだけで、ちょっとしたきっかけで気づくことは、いろいろあるかと思います。

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