ゲーム(家庭用ゲーム機・ゲームセンター・パソコンやスマホ等で遊ぶビデオゲーム)は、年々多くの人に遊ばれている一方で、社会(特に学校と就職活動)ではあまりいい印象を持たれていません。
しかし、国や企業が様々なサービスをパソコンやスマホで提供している現在では、これらの機器やアプリをある程度使えることが前提になっています。
この点、早い段階からゲームに触れておくことで、機器やアプリに対しての基礎が自然と身につくメリットがあります。
今回は、IT機器を触るうえで、ゲームが基礎になっていると感じたことについて書いています。
新しい技術に抵抗なく触れることができる
今ではどれも当たり前の技術かもしれませんが、ゲームには当時の新しい技術が使われています。
3Dで立体的にキャラクターや背景などを表現することは、1990年代からありました。
多くの人とオンラインでの協力や対戦することやチャットなどのコミュニケーション機能などは、PCでのMMORPGや家庭用ゲーム機のほうが、ビジネス系アプリよりも先に普及しています。
タッチパネル技術も、スマホより先にDSなどのゲーム機で触れたという人も多いかと思います。
わたしが初めて触れたのは、ゲームセンターのクイズマジックアカデミーでした。
また、PS2で初めてDVDを、PS3で初めてブルーレイを再生したという人も多い気がします。
確実にゲームが技術の先陣を切っている、とまでは言えませんが、子供の時から手軽に新しい機器に触れて、機械やソフトに慣れることができるのは大きなメリットだと思います。
今だとスマホもパソコンも同じようにゲームから楽しく機器に親しむ、というのもいいのかもしれません。
目に見えないデータの重要性が理解できる
IT機器を使う場合、データに対する扱いが個人的には重要だと思います。
特に、作業中に突然パソコンが動かなくなって数時間分の作業データが消えた、ということもあり得ます。
パスワードでのセーブデータ管理や、カセットのセーブデータ消失、RPGでセーブを忘れて強敵と戦って全滅でかなり前まで戻される、などの体験があると、大事なデータを守ることへの意識は強くなります。
データのバックアップだと、初代PSやPS2の場合は複数のメモリーカードでのバックアップをとる、今の時代は外付けSSDやゲーム会社にセーブデータを預けることもできます。
今ではデータの「クラウド」という言葉は一般的になっていますが、わたしが初めて利用したのは10年以上前のXbox360のセーブデータのバックアップでした。
当時クラウド、というとよくわからなかったのですが、セーブデータをゲーム会社に預けたことで理解できた覚えがあります。
さらに昨年、360のとあるゲームが遊べなくなったためデータを初期化したのですが、預けていたバックアップデータのおかげで、また最初からやり直すことを回避できました。
これらのデータ管理は、今だと会社のデータはサーバーに保管する、作業をクラウド上で行う、といったことに通じていると思います。
おわりに
ここまで、IT機器を触るうえで、ゲームが基礎になっていると感じたことについて書きました。
わたしが体験してきたことは、生まれ育った年代による部分が大きく、今だと生まれた時から様々な機器があるため、必ずしも当てはまらないかもしれません。
しかし、わたしはゲーム体験によってIT機器やネットに入っていったため、ゲームをITの入り口として考える・触れるのは今でも悪くない考えかなと思います。