税理士の義務のひとつとして、1年間に36時間以上の自己研修をしなければならない、というものがあります。
これは、税理士会が認めている研修を、内容問わず自由に参加して受けることになります。
ここ数年の社会情勢もあり、動画を視聴して研修を受ける機会が急増しました。
ただ、研修動画は1つについて30分~数時間と大変長いものが多く、時間がかかります。
そのため、倍速視聴をすることで視聴時間を短縮し、時間を有効活用できます。
今回は、わたしがPCでWebセミナーの動画を倍速で見ている方法についてかいています。
税理士だけでなく、資格や学会の動画を長時間視聴する必要のある方のお役に立てると思います。
今の動画サイトは、基本的に再生速度を変えられる
実は、今の動画サイトでは、標準機能として再生速度の変更機能があります。
- youtube
設定(歯車のアイコン)→再生速度→0.25倍~2倍(0.25倍刻み) - Vimeo
設定(歯車のアイコン)→スピード0.5倍~2倍(0.25倍刻み)
ここでわざわざVimeoを挙げた理由は、税理士会の研修動画はVimeoに上がっているからです。
わたしが、動画研修を受けた当初は、Vimeoに再生速度の変更機能がありませんでした。
今、この記事を書くために確認したところ、標準機能として追加されていました。
単に2倍速で見たい、というだけなら標準機能だけでも十分活用できるかと思います。
「Video Speed Controller」というアドオンをPCに入れる
Vimeoが再生速度の変更ができなかった、でも倍速で動画を見たい、と悩んでいたときに、「Video Speed Controller」というアドオンに出会いました。
アドオンというのは、google ChromeなどのWebを見るソフトに追加できる機能のことです。
現在はgoogle Chrome、firefox、Opera、Edgeで、無料でそれぞれのWebブラウザに対応したものがあります。
各ブラウザのアドオンで「Video Speed Controller」と検索すれば見つかります。
このアドオンを追加することで、動画サイト自体に速度変更機能がなくても、動画の再生速度を調整ができるようになります。
このアドオンのおかげで、当時倍速再生ができなかったVimeo上の研修動画を倍速で見ることができました。
今でも、動画の速度調整は、標準機能を使わずにこのアドオンを使っています。
昔のVimeoに限らず、再生速度を変更できないネット上の動画に対応できます。
「Video Speed Controller」の使い方
「Video Speed Controller」をアドオンに追加すると、動画の左上に次の表示が出ます。
1.0 | << | - | + | >> | × |
数字…いまの再生速度
<< …巻き戻し
- …0.1倍ずつ再生速度ダウン
+ …0.1倍ずつ再生速度アップ
>> …早送り
× …表示を消す
ショートカットボタンもあり、巻き戻し時間なども設定で変更できます。
直感的に使えるとは思いますが、詳細や仕様が気になる方は下記を参照ください。
GitHub「codebicycle /videospeed」(firefox版の説明サイト)
「Video Speed Controller」を使うメリット
動画の再生速度の変更できないサイトでも、倍速視聴ができます。
等速でしか見ることができなかった動画を倍速試聴できるため、ストレスが減りました。
倍速視聴できる、できない、をサイト別に気にすることなく、すべてこれで操作できるのも楽です。
また、再生速度を0.1倍単位で変更できるため、動画サイトの標準機能より細かい調整ができます。
たとえば、youtubeのような0.25倍単位だとおおざっぱかな、というところの微調整ができます。
普段は2倍再生のところ、ゆっくり聞きたいところだけ1.6倍に変えることもできます。
再生速度の上限は、youtubeやVimeoは2倍です。
「Video Speed Controller」は2倍以上の再生速度も設定可能でした。
まとめ
- 今の動画サイトは、基本的に再生速度を変えられる
- 「Video Speed Controller」というアドオンをPCに入れて使う
長時間の動画もこれらの方法で倍速再生することで、効率よく視聴することができます。