画像のファイルの形式には、jpegやgif、PNGといった拡張子(種類)があり、初めてそれらを知ってから20年近く経ちます。
スクリーンショットやスマホ撮影の場合は、基本的に拡張子が自動で付けられるため、あまり気にしていませんでした。
これらのファイルは特徴があり、jpegはファイルが軽い、gifはちょっとした動画のように動く、PNGは透過性に強い、というように目的に応じて使い分けられていたようです。
最近では、それらを併せ持ち、ネットでの表示速度短縮のための「WebP」「AV1 Image File Format(AVIF)」という新しい形式で画像を表示させているサイトが少しずつ増えてきました。
しかし、「WebP」や「AVIF」の画像は、ネット上で見ることができても、パソコンが対応していないため、見ることができないということがありました。
また、スマホやiPadで見たい、過去の他の画像と同じ形式やソフトで見たい、といった場合には、jpeg形式にしておく方が個人的には良いかなと思います。
今回は、Windows10でWebPとAVIF形式の画像をjpg形式に変換する方法を2つ書いています。
「縮小革命」を使ってまとめて変換する
フリーソフト「縮小革命」を使うと、画像ファイルを様々なサイズや形式に変更することができます。
使い方は、配布元の吉田製作所さまのサイト(下記)からダウンロードします。
インストール版とインストール不要のポータブル版の2種類ありますが、わたしはポータブル版を使用しています。
ポータブル版には「縮小革命」と「縮小革命 簡易版」があります。
サイズと形式の変更は簡易版でも行えます。
使い方は「画像サイズ」を好みの大きさにして、「保存形式」を「jpeg」にします。
あとは、縮小革命のソフトのウインドウに、変換したい画像をドラッグして乗せることで、自動的に変換されたファイルが出来上がります。
変換は複数のファイルをまとめて行うことができ、SHIFTキーやCTRLキーで複数のファイルを選択し、ドラッグして乗せることで一括変換ができます。
最初に使ったときに、AVIF形式のファイルのなかに、変換できたものとできなかったものがありました。
原因や解決策はよくわからないのですが、マイクロソフトストアで「AV1 Video Extension」をダウンロード(無料)した後に、再度ドラッグして乗せることで、すべて変換できるようになりました。
おそらく、これを入れることで初めて自分のWindows10のPCでAVIF形式を認識できるようになったのかなと思います。
拡張機能「WebP / Avif image converter」を使って保存する
上記の「縮小革命」を使った変換方法は、すでに保存したファイルの一括変換にはとても便利な方法です。
それに対して、拡張機能「WebP / Avif image converter」を使う方法は、これから「WebP」や「AVIF」の画像を保存する際に「png」や「jpeg」形式で保存できる方法です。
普段の「名前を付けて画像を保存」だと「AVIF」や「webP」はそのままの形式で保存されるのですが、このアドオンを入れることで、好きな形式に変えて保存できるようになります。
forefoxとchromeの拡張機能にあるため、下記リンクから追加します。
アドオンの設定で、画像ファイルの各形式をどういう形式に変換して保存するか、を選択できます。
アドオンの設定方法は、拡張機能の「WebP / Avif image converter」アイコンをクリックします。
すると、次のような画面になります。
各形式の画像ファイルをどのように変換して保存するかを設定することができます。
一番上の「avif」と一番下の「webp」は、最初は「png」に変換するようになっています。
これを左右のボタンを押して「jpeg」に切り替えます。
保存したい「AVIF」や「webP」の画像を右クリックすると、「convert and save image as」というメニューが追加されています。
これをクリックすることで、指定した「jpeg」や「png」形式で保存することができます。
おわりに
Windows10でWebPとAVIF形式の画像をjpg形式に変換する方法のまとめです。
- 保存済みの画像は「縮小革命」を使ってまとめて変換する
- これから保存したい画像は「WebP / Avif image converter」を使って保存する
ネット(ブラウザやサイト)では新しい画像形式として少しずつ増えているようです。
ただ、ネットでの表示速度短縮のようなWeb開発側の視点での形式であり、PCやiPad、スマホ等が新しい形式にまだ対応しきれていないように感じました。
このため、普通に見て保存する側の視点では、従来の形式に変換して保存するという対応でいまは十分かなぁと思います。