PCのブラウザ上でフォントを変える方法は2つあります。
1つは、ブラウザの標準機能でフォントを変える方法、もう1つは、ブラウザのアドオンで強制的に変える方法です。
自分に合ったフォントを変えることで、ネットの文章の読みやすさは格段に良くなります。
ブラウザの標準機能でフォントを変える
firefoxの場合は、ブラウザ右上の「3本線(「三」のアイコン)」→「設定」→「一般」の順にたどったところに「フォント」の項目があります。
ここでフォントとフォントサイズを変更できます。
Microsoft edgeの場合は、同じくブラウザ右上の「…」のアイコン→「設定」→「外観」の順にたどったところに「フォントのカスタマイズ」の項目があります。
ここでフォントとフォントサイズを変更できます。
PCの場合は、ほかのブラウザでも同じようにフォント設定できます。
ブラウザのアドオンで強制的にフォントを変える
ネットで読む文章は、ブラウザの標準機能で設定されたフォントで表示されるのが基本です。
サイトによっては、作成者側でフォントを指定しているサイトがあります。
その理由は、ほかのフォントだとページのデザインがずれる、作成者の好みだと思います。
しかし、読み手からすると、自分が設定した好きなフォントで読めないストレスがあります。
わたしは、検索してヒットしたページが苦手なフォントの場合は読まずに閉じます。
いろいろ調べたところ、わたしと同じように悩んでいた方とその解決策がYahoo知恵袋にありました。
コードや手順をここに引用すると全部転載することになってしまうため、詳細はリンク先で確認ください。
簡単に言うと、Stylusというアドオンを使ってプログラム(CSS)を書いて、ブラウザで標準設定したフォントを強制的に表示させる、というものです。(作成者の指定は無視されます)
Chromeで強制的にメイリオにされるページのフォントを変える(Yahoo知恵袋)
この方法を知ったのはだいぶん前のことですが、自分の苦手フォントを目にすることが激減したため、ネット作業がだいぶん楽になりました。
ブラウザ自体の設定ページなど、一部強制変更できないページもありますが、それでも普段見るページのほとんどを自分の設定したフォントにできました。
フォントについて書いた理由
今回、フォントについて書いたのは、この本が気になったからです。
(リンク先は出版社のページ)
『奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って UDデジタル教科書体 開発物語』(高田裕美 著、2023年初版、時事通信社)
本の序文では、発達性読み書き障害(ディスクレジア)で教科書が読めない男の子が、「UDデジタル教科書体」の教材を見た瞬間、「これなら読める!」となった話があります。(上記ページでも読めます)
書体デザイナーである作者が、「UDデジタル教科書体」を世に出すまでの様々な話、ユニバーサルデザインの話など、いろいろ書かれています。
メインは子どもの平等な教育のためのフォントの話であって、今回のブログの内容とずれているかもしれません。
ただ、ここ数年、過剰に装飾された文章や自分に合わないフォントを目にする機会が増えたため、フォントや読みやすさについて、いろいろ考える良い機会となりました。
ネット文章の読み手側としては、設定やCSSでフォントを自分に合うものに変えられることは、ある意味ユニバーサルデザインといえるかも…と思いました。
まとめ
PCのブラウザ上でフォントを変える方法は2つあります。
- ブラウザの標準機能でフォントを変える方法
- ブラウザのアドオンから、CSSのコード強制的に変える方法
ちなみに、文字の大きさは、Windowsの場合は「Ctrl」キー押したまま「+」「-」ボタンやマウスホイールを回すことでも変更できます。
この方法で、自分に合ったフォントにすることで、ネットの文章が読みやすくなります。