物事がインターネットを中心に回っていると感じるようになって20年近く経ちました。
最初は、情報のやりとりやネット通販など生活がちょっと便利になる、といった程度のものでしたが、現在は電気ガス水道と同様にネット回線がないと生活できない状況になりました。
ネットの発達に合わせて、今では国や金融機関・会計ソフト会社など様々なところから、現金を直接使用しないキャッシュレス決済を推進する動きが急速に進んでいます。
当事務所においても、キャッシュレス決済の手段として、スポット相談業務の決済にはStripeを導入しています。
その理由は、わたしが利用した決済サービスの中で一番しっくりきたからです。
(利用したことがあるものは、Paypal、Square、Stripeの3つです)
今回は、決済サービスの中からStripeを選んだ経緯について書いています。
個人事務所はPayPalが使えない
Paypalを除外したのは、商用目的の個人間送金は、Paypalで利用不可とされているからです。
当事務所は個人事務所であり、相談対応は商用目的にあたるため、利用不可の条件に当てはまってしまいます。
ただ、会社など法人で決済をお願いする立場だとしても、導入は少し難しいと思いました。
なぜなら、入金を受ける側だけではなく支払う側もアカウント登録を行う必要があるからです。
いちど登録すれば2回目以降の決済は楽というメリットもあるのですが、普段Paypalを使わない人にアカウント登録をお願いするのは、少々敷居が高いかなと思いました。
Squareに不安があった
次に、SquareとStripeは両方アカウントを作成してから考えることにしました。
どちらもPayPalと違って支払う側はアカウント登録なしで利用できます。
ネットでよく見かける使い方は、通販のように商品を選択して決済する使い方でした。
Squareは実際に過去の関与先でレジシステムで導入していたため、お金の流れについては少し知っていました。
この流れでいくとSquareを決済するのが自然だと思いますが、Squareは除外しました。
理由としては、サポート体制に不安があり今後続けるのは無理だと感じたためです。
最初のアカウント登録の段階で少しつまづいたところがありました。
その点を解決するために、ヘルプページや各種問い合わせを利用したところ、詳細は省略しますが不安をさらに増大させる結果となりました。
そして、アカウントを正式登録せず、利用しないこととしました。
最終的にStripeを選択した
StripeもSquareと同様、アカウント登録の段階でつまづきました。
ただ、つまづいた理由と対処法を問い合わせしたところ、具体的な回答をいただけました。
そして、回答に沿った対応をしてその後のアカウント登録に対するやりとりも、その担当の方から的確にサポートいただき、無事に登録することができました。
実際の決済手段の導入方法については、ネット上では商品販売サイトの作成方法があります。
わたしがしたかった決済の流れは、申し込みいただいた後にメールで決済を案内してお支払いいただくことでした。
そこで、既にStripe決済で同じ流れを行っている方にコンサルティングをお願いして無事に作成することができました。
特にネットサービス・海外発のサービスの場合、日本でわたしがきちんと使えるか、という点は不安が大きかったのですが、Stripeはその点を公式サービスと実際に使っている人にきちんと対応してもらえたのが大きかったです。
おわりに
今回は、決済サービスの中からStripeを選んだ経緯について書きました。
税理士でお金関係の仕事をしていることもあり、本来なら手数料の安さなど金銭的な比較を語るべきだったかもしれません。
ただ、今回のように、利用規約やサポート体制という金銭面以外の部分で合うかどうかを考えるのも有りだと思います。