国保の口座振替をfreeeで自動登録して1月に確定申告を終わらせる

税金

個人事業主の方の確定申告で、毎年のように時間がかかるのが国民健康保険料(国保)の支払額確認です。

前回も控除証明書が届くまで申告が止まる問題とその解決策を記事にしました。


今回は、freeeと同期した事業用口座から国保を口座振替し、freeeの「自動登録ルール」を使って毎月自動で処理・集計する方法を、PCでの具体的な操作手順つきでご紹介します。

国民健康保険料を「事業用口座×事業主貸」で処理する考え方

国民健康保険料は、税務上は経費ではありません。
所得税の確定申告では、医療費控除・扶養控除などの「○○控除」のうちの1つとして、「社会保険料控除」のうちの1つとして扱います。

そのため、freee上では勘定科目:事業主貸としてプライベートの支払として処理するのが正しい方法です。

一方で、支払口座については、事業用とプライベート用は分けるのが個人事業主の経理の基本ですが、「支払った金額がそのまま控除になるもの」については、事業用口座で振替することで申告がスムーズにできます。

freeeと同期している事業用口座から口座振替にしておくと、
・毎月の支払が自動で明細に取り込まれる
・記帳は事業主貸の国保の口座振替として自動処理できる
・控除証明を待たずに1月すぐに年間の支払額を集計できる
というメリットがあります。

経費ではないですが、申告に必要な控除を事業主勘定で自動化することで、作業を効率化できます。

freeeで国保の自動登録ルールを設定する手順

以下はPCでの操作手順です。

1.自動登録ルール画面を開く
ホーム画面左メニューの「入力効率化」にマウスカーソルをあて、「自動登録ルール」をクリックします。

「自動登録ルールの設定」画面で「新規作成」を押します。

2.自動登録ルールの条件を設定する
「自動登録ルールの作成」画面で、次のように設定します。

・取引口座
freeeで同期しており、国保を口座振替している銀行口座を選択します。

・取引内容
「部分一致」を選び、通帳の摘要のキーワード入力します。
例:「○○シ コクホ」(○○市の国保)など。
※他の支払と被らないキーワードで。
※将来、表記が多少変わる可能性があるため「部分一致」がおすすめ。

3.登録時の処理内容を設定する
「上記の条件に一致したときに行う処理」で「取引を登録する」を選び、以下を入力後、「作成する」ボタンを押します。

勘定科目:事業主貸
備考:○○市国民健康保険料


これで、国保の口座振替があるたびに、自動で事業主貸として登録されるルールが完成です。
※将来、口座や摘要が変わった場合はこのルールの修正が必要

確定申告前の国保支払額の確認方法

この設定をしておくと、確定申告で控除証明書を待ったり、1年分の支払額を手計算したりする必要がほぼなくなります。

ホーム画面左メニューの「会計帳簿」にマウスカーソルをあて、「総勘定元帳」をクリックします。

総勘定元帳の画面で検索条件を入力します。

勘定科目:事業主貸
備考:国民健康保険料

これで「絞り込む」を押すと、1年間に支払った国保の合計額を確認・集計できます。

あとは、この国保の支払額合計を国税庁の「確定申告作成コーナー」の社会保険料控除に入力します。

おわりに

このように、控除証明が遅い国保も、事業用口座での口座振替とfreee自動登録を使うことで、確定申告をスムーズ行えます。

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