最近、ホットクックでプリンを作ることが多くなりました。
といっても、レシピサイトのように手のこんだものではなく、単に卵と牛乳と砂糖をまぜただけの、鍋に材料をそのまま入れてつくるシンプルなプリンです。
最初はシンプルなプリンでしたが、時々違うものを混ぜて作るようになりました。
基本を覚えてバリエーションを増やすのは、仕事でも同じだなと改めて感じました。
今回は、ホットクックでのプリンの作り方と仕事での気づきについて書いています。
プリンの基本を覚えてバリエーションを増やす
わたしがホットクックでプリンを作る場合の基本は、次の通りです。
卵1個&牛乳100ml&砂糖20gのバランスで材料を混ぜ合わせて、ホットクックの鍋に入れます。
そして、ホットクックで90度低温調理で30分を目安に自動調理をします。
あとは、固まり方の状況に応じて加熱時間を延長します。
温かいまま食べてもいいですし、冷蔵庫で冷やしてから食べてもいいです。
(温かいままだと甘ったるい茶碗蒸しやオムレツにしか思えない場合もあります)
この基本だけ覚えておけば、分量を増やしてもプリンを作ることができます。
卵10個使う大きなものを作ったことはないですけど、卵5~6個分の場合は低温調理時間を40分にして、あとは様子見て調理時間を延長すればできます。
わたしは、分量を増やしてもバランスは変えていませんが、分量を増やした際に砂糖の量など気になるなら、調整することもできます。
また、ふつうのプリンの作成に慣れてくると、少し変えたものを作ることもできます。
バナナをつぶして混ぜる、ふかしたサツマイモやカボチャをつぶして混ぜる、チョコや抹茶の粉を混ぜる、といったことができます。
ちなみに、容器に小分けしない(いわゆるバケツプリン)、バニラエッセンスも使わない、卵黄と卵白を分けていない、カラメルも作らない、サツマイモ等をつぶす際に裏ごしをしない(皮は除きます)といった手抜きですが、じぶんで食べるだけの分を作るだけならこれでいいかなと思っています。
税務も実は基本ができれば応用が利く
税金について、会社の税金は法人税、個人の税金は所得税、と別の法律できめられています。
しかし、どちらも事業を行って売り上げを出して経費を支払うということは同じため、売り上げや支払い、固定資産などの処理といった基本的な部分は同じだったりします。
また、税理士試験では、法人税と所得税を両方合格して税理士になった…という人よりも、法人税を合格して、その知識を応用して所得税の実務にあたっている人のほうが多いです。
わたしは、その反対で、所得税に合格して、その知識を応用して法人の実務にあたっていました。
所得税でこういうルールがあるから法人税にもあるはず…と確認することもできます。。
事業のための税金に関する基礎はどちらも同じ、基本的なプリンの作り方と一緒です。
ただ、法人税の場合は役員報酬など会社だけの税務、所得税の場合は住宅ローンや扶養家族の控除など事業以外の税務、というように、それぞれで特有の税務があります。
これは、プリンでいうと、サツマイモプリンを作るか、チョコプリンを作るか、のような違いだと思っています。
・サツマイモプリンをつくるには、サツマイモをふかして皮をむいてつぶす
・チョコプリンをつくるには、牛乳を温めてチョコを少しずつ溶かす
このように、特有のものを作ろうと思うと、それに合わせた対応が必要になります。
ただ、プリンの作り方のように、基本部分がしっかりとできていれば、特有の税務への対応に注力することができます。
おわりに
ここまで、ホットクックでのプリンと税務の話を通して、基本ができていれば応用できることを書きました。
まったく初めての物事に挑戦する場合は、まず基本を身につける必要があると思います。
レシピや税務と違って、情報やルールががきちんとない場合もあるかもしれません。
ただ、わからないことだらけで、何が基本かすらわからない場合も、とりあえず何も考えずに情報収集や行動するだけでも少しずつ何かが見えてくると思います。